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2007/07/30
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ソーシャル・ブックマークを使いたいと思うのは
執筆者: ikarashi (12:41 pm)
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こんにちは,五十嵐です.Secure-SBM (セキュア・ソーシャル・ブックマーク) の利用促進について考えてみました. ソーシャル・ブックマーク(SBM)はブックマークを共有することでそこから新たな発見や新たな価値を見出そうというものです.ですから,「共有」が必須条件になります.ところが共有するためには個人がブックマークを登録しなければなりません.ここに SBM 利用促進の課題があります. 話は変わりますが,コミュニティやメーリングリストを利用しようという動機は三種類あるのではないかと思います.一つめは全員で何かを為そうと思って参加するケースです.二つめはコミュニケーションそのものを楽しみたい,あるいは連絡を目的とするというケース,三つめは何かを知りたいと思って参加するケースです.多くの動機は三つでくくられるのではないかと思います. 一つ目のケースでは参加者それぞれの意識がどれだけあるのか,目的意識があるかどうかが盛会になるかどうかの鍵だと思います.やりたくもないのに無理やり参加させられていたり,一人一人の持っている目的意識がばらばらだったり,誰かがやってくれるだろうとまかせっきで他人事だったりすると,そのコミュニティは死に会になってしまうでしょう.共通の意識をもって,参加者各自がそれぞれ活発に活動していれば,コミュニティは生きながらえると思います.この Tyzoh コミュニティがこのケースの典型的な例です (死に会になっているかどうかは,私自身が中にいるのでわかりませんが). 二つ目のケースではコントローラ(中心人物)がいるかいないかで,コミュニティの体質が変わってきます.私の経験では,コントローラが常に話題を出していたり誰かの意見に必ず答えるようにしていると,コミュニティは常に活性化されています.コントローラがいない場合,時々爆発的に盛り上がることもありますが,普段は沈静化して,死んでいるのかのように見える場合があります.しかし,全員がコミュニケーションを目的としているので,完全に死に絶えることはありません.話題があればその時々で活性化されます.代表される例は mixi (特に日記や趣味のコミュニティの部分)ではないかと思います.または,同窓会などのメーリングリストなど. 三つ目のケースは運営が非常に難しいケースです.あるテーマなどで知りたい,情報を得たいと思って参加してくる人に対して,情報を提供する人は参加しない場合があります.中には親切な人もいて,情報を提供してあげようと思って参加する場合もあるかもしれませんが,多くの場合には情報源が少なく,情報を得ようとする人ばかりが参加して,結局コミュニティが死に至ることになります.ツールがどんなに良くても,情報発信者がいなければ,成り立ちません.ただし,参加者の知見レベルがまちまちで,情報を得ようと思って参加したのに,情報提供の機会が意外と多くてうまくバランスするようなケースもあるようです. このような話を書いたのは SBM も三つ目のケースと同じような問題を抱えるからです.ブックマークを共有して,他の人の知見を得たいと思っても,提供する人がいなければ SBM は成り立ちません.共有云々以前に,個人が使うブックマークツールとして便利でなければ,誰もブックマークを登録しません.これは重要なポイントです.共有するしないということよりも,ブックマークを登録しようというインセンティブを提供する必要があります.ブックマークを登録することでこんなにいいことがあるよ,ということがわからなければ,SBM そのものが死に至ってしまいます. そこで,Secure-SBM は Secure である以前に,またソーシャルである以前に,ブックマークとしての利用価値を高めることを現在の目標にしています.これが実現できた時に,バージョン 1.0 としてリリースするつもりです. 利用価値を高めるために二つのことを方針として考えています.
一つ目の方針は,具体的にはブラウザのアドオン/プラグインの開発です.いつもと同じようにブラウザにブックマークするだけで,簡単に SBM に登録されるような仕組み.これは既に他の既存の SBM サービスでも行われていることです.複数 PC でのブックマークの共有サービスなどもあります.これは私自身も欲しいと思っています.会社と自宅で同じブックマークリストを使えたらと思いますから. 二つ目の方針については,まだ漠としていますがいくつか考えています.自分のブックマークが貯まれば貯まるほど自分自身にとって価値が高まるような「何か」です.ブックマークを削除する機能が欲しいという要望が現在は出ていますが,その「何か」が実現できれば,削除機能はいらなくなるのではないかと踏んでいます. (質問回答型のコミュニティなどでは,質問者に対して質の良い回答を行った人に何かのポイントを付加するなどのインセンティブを導入することが多いようです.うちの会社にもそういうのがありました.ブックマークで同様のモデルは考えられるでしょうか?) これらの個人ツールとしての役割を十分に果たした上で,共有の価値を高める機能を充実させて行こうと思っています.とはいえ,実際には両方を少しずつ実現していくことになるでしょう.はっきり言ってしまえば,今のところ,私の欲しい機能を優先して作っているということになります. ちなみに,運用保守の面にも少し力を入れたいと思っています.利用面がどんなに便利でも,運用者が苦労するようなツールは私自身が使いたくないですからね.私自身が欲しいものをと思って Secure-SBM を作っているので,当然なんですが. 参考:
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Rinza
開発日記