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2007/01/26
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TGIF: シザーズ
執筆者: ikarashi (2:18 pm)
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こんにちは,五十嵐です.冲方丁さんの「マルドゥック・ヴェロシティ」(全三巻)を読み終えました. この小説の中にエッジスとブレイディという人物が登場します.この二人は人格を共有しているという設定です.はさみのように二つの刃で一対をなすというところから「シザーズ」と呼ばれています.人格を共有しているということは脳がリンクして,リアルタイムでお互いの情報を共有しているということです. 今の現実社会では,人々がリアルタイムで情報を共有するということはありえませんね.何らかの方法を用いて情報を共有しなければなりません.私は,この「情報の共有」には三つの段階があると考えています. 1. 情報の存在の共有. 2. 情報の内容の共有. 3. 情報の解釈の共有. 最も実現困難なのは 3. 情報の解釈の共有でしょう.同じ情報を見ても,人によって解釈が異なるのは当然で,そのギャップを埋めようとして人々はコミュニケーションを行うのです.そのためにブログや SNS などの情報発信ツールによって,解釈の隙間を埋めていこうとしているのだと思います. もちろん,その解釈の発信がさらに情報となって,情報と情報の解釈のギャップが広がることもあるでしょう.全く逆の解釈も現れ,それらの間隙を埋めるために,さらにコミュニケーションが必要になります.もっともツール化しづらい共有部分だと思っています. 上に書いたシザーズの人格共有や,スタートレック (宇宙大作戦) のスポックで有名なヴァルカン人の精神融合で,お互いの情報を共有することは可能でしょうけれど,今の地球人にはそんな術はありませんし... 1. 情報の存在の共有と 2. 情報の内容の共有は, IT ツールによって人々の共有の補助を行えるのではないかと思います. ブックマークの共有は「情報の存在の共有」に非常に有効であり,情報の掘り起こしと共に,情報の存在そのものを共有するということが可能です.そこから派生する「情報の内容の共有」への第一歩こそがブックマークの共有,すなわちソーシャルブックマークの意義であると考えています.ただし,情報の存在を知るレベルは情報セキュリティの考え方を取り入れて,存在そのものを知る仕組みを制御する必要があります. 新感覚ファイルサーバ tPod は第二段階の「情報の内容の共有」に有効だと思っています.その点で私は tPod の可能性を高く評価しています.このツールはファイルサーバであったり,検索ツールであるという以上に,情報を共有する第二段階のツールとして威力を発揮することでしょう. 人々が個人として独立して生きていく以上,シザーズのように人格や情報を共有することは不可能です.ヴァルカン人のように精神融合することも今日では実現できません.代わりに IT ツールがどこまで補助できるのかが今後の情報氾濫の時代,ユビキタスの時代には鍵になります. "TGIF" とは,"Thank God, It's Friday!" の略.「花の金曜日」略して「花金」(笑) 毎週金曜恒例のお遊び/オタクモードです. |
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| 投稿者 | スレッド |
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| sato | 投稿日時: 2007-1-26 22:15 更新日時: 2007-1-26 22:15 |
熟練者 ![]() ![]() 登録日: 2005-1-6 居住地: 田舎 投稿数: 979 |
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Rinza
開発日記