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Macのデスクトップ向け仮想マシンソフトベンダーの Parallels が Virtuozzo などのサーバ系の仮想化ソフトウェアベンダー SWSoft に買収されてしばらく経ちますが、このたび、SWSoft の社名を子会社である Parallels の名前に変更するようです。
VMware もそうですが、デスクトップからサーバまで一貫したラインナップを揃えるのは、仮想化という技術を活かすのに大変有効だと思います。
Parallels への社名変更と同時に「Optimized Computing」というコンセプトを発表しました。これは、仮想化と自動化を融合し、on-premise (自社運用)から SaaSホスティングまで、デスクトップからサーバまでをサポートできるプラットフォームを目指していくものです。
各社、統合コンセプトを出してきており競争も激化していくでしょう。
また新たなベンダロックインが起きないかを危惧しております。
ハードウェアベンダーから仮想化ソフトウェアベンダーへと囲い込みのプレイヤーが変わっただけで、実はユーザから見たITリソースの選択に関する悩みは一向に軽減されていない... ということにならないといいのですが。
# そういう悩みを解決するのがわれわれの使命です。ご相談ください。 
ワタナベ (2007-12-13 10:54) | コメント(0)| トラックバック(0)
世の中、エネルギー問題が最大の関心事です。先週、テレビで太陽光発電の特集が放送されていて思わず見入ってしまいました。今後のトレンドは薄膜技術を使って少ないシリコンでつくれる太陽電池セルのようです。これは技術的にもそれほど高度でなく、アジア各国の企業が参入してくると価格競争になるだろうということでした。
さて、ITの世界でもエネルギー問題は大きな関心事で、「グリーンIT」という言葉まで出てきています。いまのところ、省電力で発熱の少ないハードウェアを追求したり、サーバ仮想化技術を使って物理的なサーバを使い切ろうという発想など、データセンター全体でのエネルギー消費効率を上げるという取り組みが大きな部分を占めています。
ここで「グリーンIT」と「クラウド」について少し。
SaaS利用普及の機運も高まる昨今、コンピュータを使ってある仕事を行おうと思う場合、ソフトウェアやハードウェア、ネットワークなどさまざまなものを(意識的にせよ、無意識的にせよ)利用しています。そうすると、IT屋としては各要素の配置をどのように考えるか、つまり、リソースの分散と集中を意識せざるを得ません。
電力に例えることが出来ます。大きな発電所は、効率よく電力を生み出せますが、停電せずに地域の需要をまかなうために、平均的な使用量よりもかなり大きな余裕を持った設備にする必要があります。さらに発電設備から各利用者まで電力を送り届けるまでに電力のロスもあれば、伝送の設備の維持にもエネルギーを使います。途中で発生する熱も空気中に放出され、無駄になっています。ガス会社や石油会社などは、家庭で運用可能な燃料電池を開発して出来るだけ利用者に近いところで発電することで、ロスを少なくしようという取り組みもしています。
さて、ITでは電力と反対のことが起きています。つまりソフトウェア利用のデータセンターへの集中化です。
インターネットなどのネットワークを経由したサービス提供が進む中、SaaS形態のソフトウェア提供が注目を浴びているのは、管理面やライセンス料などさまざまな理由がありますが、エネルギーの観点でも影響があると考えています。
一般的にはSaaSとして提供される各種サービスは巨大なデータセンターでホストされることが多いのですが、これでは、いままでクライアントPCが消費していた電力に加え、データセンタの膨大なサーバ、ストレージ群がさらに電力消費を増やしてしまいます。全体の系として得られるメリットと天秤にかけないと一概に無駄とは言えませんが、少しでも節約する努力は必要です。
データセンタにおけるクラウドコンピューティングを実現する技術は、ひょっとすると電力節約にも寄与する可能性があります。ユーザからのリクエストに対して、必要な分だけのリソースを提供できるように調節し、利用されていないリソースは電源をなるべく消費しないようにできればよさそうです。
リソースを集中したうえで、きめ細かな利用量の制御を行うことで、稼動効率が高く、無駄の少ないデータセンターが実現できるため、ソフトウェアを使うために各クライアントPCをリッチにするよりも全体的な効率が高められる可能性があります。
(世界中の全員が同時にひとつのソフトウェアを使うとは考えにくいですからね。)
なので、クラウド・コンピューティングはグリーンITに通じるものと考えられるのです。
(こじつけ気味ですが...)
P.S.
よく、煌々とスクリーンセーバーが動きっぱなしのPCを見ますが、ちょっとだけエコにも気を配り、スクリーンセーバーを設定するのと同時に自動的にモニターの電源も落としましょう。
Windowsなら、スクリーンセーバーの設定画面のところから、モニタの電源の設定が出来ます。
私は2分で切れるようにしています。スクリーンセーバを3分に設定すれば、モニタが暗くなってすぐマウスに触れば復帰しますから、それほど不便ではありませんよ。
ワタナベ (2007-12-05 17:02) | コメント(0)| トラックバック(0)
Googleのサービスを始め、さまざまなソフトウェアがサービスとしてインターネット越しで提供されています。我々は、それらが実際にどこのコンピュータを使って提供されているのかをまったく意識せずに利用しています。
以前からネットワーク屋は、ネットワーク構造を図にあらわす際にインターネットの部分を雲(クラウド)で表現していました。これは、内部の構造はまったく気にしないが、とにかく「インターネット」につながっているということをあらわすと同時に、もやもやとした構造が無い(わかりにくい)ものを表現するのにぴったりで、広く定着しました。
このクラウドが、ネットワークだけでなくサービスとして提供されるソフトウェアに対しても、使われるようになってきました。つまり、サービスを提供するための内部の構造を気にしなくても、ユーザーはサービスのクラウドに対してアクセスするだけで利用できるようになってきました。
この「クラウド」を実際に動かすための技術を総体としてクラウド・コンピューティングと云うそうです。たとえばGoogleでは、MapReduce(計算モデル), BigTable(ストレージシステム), GFS(分散ファイルシステム)などを始めとするさまざまな技術を用いて、クラウド・コンピューティングを実現しています。
11月15日に発表になったIBMのBlue Cloudもこのクラウド・コンピューティングのためのソリューションです。MapReduceのオープンソース実装であるHadoop、膨大なサーバ群を仮想化し、Tivoliで全体管理をするそうです。
地上(= ユーザ)から見たクラウドは大きなかたまりですが、反対に雲の上(=提供側)から見たクラウドはまさに大海原。不特定多数の小さな要求の海をどのように捌くのかが技術的な課題になります。
「クラウド」はデータセンターに対して、計算モデルやストレージシステムなどを含めた、今までのようなサーバ構成ではないアーキテクチャへの大きな変革を迫っています。これはアプリケーション開発者にとっても大きな意識変化が必要になるでしょう。
グリッドが目指した世界がクラウド・コンピューティングとして見えてきたような気がしています。
ワタナベ (2007-11-26 12:17) | コメント(0)| トラックバック(0)
WiMedia Allianceが推すMB-OFDM(Multiband Orthogonal Frequency Division Multiplexing)と、UWB-Forumが推すDS-UWB(Direct Sequence UWB)で規格争いの決着が付かないUWB(Ultra Wide Band)ですが、MB-OFDMがBluetoothとの統合を果たすということで一歩標準へ近づいたのではないでしょうか。
BluetoothにWiMedia AllianceのUWB規格を統合
ところで、Bluetoothも Ver1.0 のころは「接続まで時間がかかる」とか「不安定」などといった評価があったりして、いまいち普及しませんでしたが、Ver2.0になってから仕様がかなり改善され、ちらほら見るようになって来ました。最近はSkypeなどのPCで使うIP電話が注目され、Bluetoothヘッドセットが多く出てますね。
■ UWB規格の争いの最近の動向
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0503/04/news024.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0505/17/news074.html
ワタナベ (2006-03-29 16:29) | コメント(0)| トラックバック(0)
プロフィール
ワタナベ
サーバ管理が趣味の渡邉充隆です。
仮想化やネットワーク構成に興味があります。
あとは、ウェブ系の技術(プログラミングからインフラまで)も好きで、特にデータの見せ方などを工夫することで情報の流通や再活用を促進する技術を研究しています。
dev.tyzoh.jp では ssdb の(コアではなく)周辺のコードをいじっています。
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