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nakagawa のブログ

2011年5月アーカイブ

個人と組織

インフォメーションハーベスティングのコンセプトを考えている時に「個人と組織」の関係について思いを巡らせました。「現場の個人がベストな判断をする」「トップダウンの指示に組織が従う」いずれも一長一短だと思います。

今回の3.11震災においては、現場力や個人の判断が重要だったように思います。ディズニーランドのアルバイトは、震災を受け商品のぬいぐるみの帽子やお菓子を無償で提供し、福島原発所長は海水注入を継続したそうです。これは普段からの訓練や対応力がものをいったと思います。

北海道のトンネル内脱線事故では、司令と車掌の会話から火災が発生しているので乗客を避難させるという話はなく、乗客自らの判断で避難したとのこと。

個人が判断をする場合に、現場で起きていること、これから起こること、どうすれば回避できるかという情報を素早く届け、想像力を助けることが大切だと思います。組織が判断する場合は、指示を行うための十分な情報を収集すること、その状況を分析して、タイムリーな情報伝達が大切だと思います。パニックを引き起こさない、風評被害やデマにならないように、行動指針とその根拠を明示できれば、多くの人の安全安心を守れると思います。そんな仕組みを作り上げて行きたい。

 

3.11地震 7万人の命守ったディズニーの危機対応
http://tdl-web.blogspot.com/2011/05/mr311.html

海水注入、実は原発・吉田所長が独断で継続
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110526-OYT1T00685.htm

乗務員、火災対応せず JR北脱線、煙突の煙と勘違いか
http://www.asahi.com/national/update/0529/TKY201105290413.html

 

nakagawa (2011-05-27 23:21) | コメント(0)| トラックバック(0)

インフォメーションハーベスティング

1.研究目標

「インフォメーションハーベスティング」は、いままで電源や通信網がないために取得することが困難であったデータを、μWクラスのエネルギーハーベスティングとセンサーを活用し収穫・集約することで、新たな価値ある情報を創り出し提供するコンセプトである。例えば、モノや人がどこにどれだけあり何をしているかといったデータを収穫し、それらの微細なデータを集約することで、そこで必要とされている物資や不足している人材を推測し新たな情報として加工する。日本ユニシスが、この新たな情報を事業者に提供するサービス型ビジネスを展開することにより、小売や運送などの事業者がその場所や人に不足物資や人材を供給することを可能にする。

このコンセプトを実現するためには、データの収穫媒体、データを集約・提供するためのネットワーク、集約したデータを取捨選択し価値ある情報へ加工する、といった技術を組み合わせること、多くの利用者に使われ普及することが必要となる。本研究では、上記の技術を研究・開発することが目標である。

 


IH4.png2.情報共有するソーシャルメディア

次の5つの技術を組合せて、電気や配線が使えない状況においてもセンサーなどから様々な情報を収穫し、そこからから新たな意味を見出し、人々(高齢者や障害者などの情報弱者を含む)に情報を配信するソーシャルメディアを研究開発する。これは、脱炭素・ユビキタス時代に求められる情報を共有するソーシャルメディアとなり、省エネや利便性向上に貢献する。

(1) ノートPCや携帯電話・スマートフォンは電池が切れてしまえば使い物にならない。「電池レス」で
     使える自家発電型の小型携帯端末   (エネルギーハーベスティング)を研究する。
(2) 携帯電話網や無線LANは中継基地局が停電になれば使えず、有線通信も通信ケーブルが切断
     してしまえば使い物にならない。   「配線レス」で使える人体通信網を研究する。
(3) 既存ソーシャルメディアは利用者の状況や気持ちをキーボードや音声認識を使って入力しなけれ
    ばならず、既存拡張現実は能動的に   写真を撮影したり端末をかざす必要がある。「操作レス」
    で利用者の状況や気持ちを察する端末とセンサーを研究する。
(4) 多様な場所から得たデータをリアルタイムに収集・解析し、適切な情報を提供できていない。
    一見、個別に発生する事象(イベント)の集まりから瞬時に先を見通す正しい判断と行動のための
    情報(未来予測)を提供する。複数の複雑なイベントのリアルタイム処理(CEP)を研究する。
(5) ノートPC、スマートフォン、タブレットPCなど利用するアプリやサービスごとに画面サイズや操作
    方法が異なり、情報弱者である高齢者やデジタルデバイドには理解が難しい。「直観的に判る」
    情報出力装置、ディスプレイ表示・LED表示装置とその組合せを研究する。

3.価値ある情報を提供するサービス

上記ソーシャルメディアを日常的に利用することで多くの人々のライフログが収集され、通常時の状態を把握し情報として蓄積することができる。これにより、災害や事故の時には通常時と非常時の差異から、いち早くその地域を特定し、物資・人材の極端な過不足を予測することが可能である。この予測した情報を小売業や運送業などの事業主に提供し、利益を得るビジネスを目指す。

4. 社会的意義

社会には、何かを必要としている人や困難な課題を抱えている人がいる一方で、その必要なものを届けたいと考えている人や支援をしたいと思っている人がいる。これらの人たちを繋げ、抱えている課題を解決するための手助けをすることは情報通信産業の使命の一つである。しかし、3.11東日本大震災では、停電やネットワーク網の切断などにより、支援や緊急を要する人たちがどこにどれだけいるのかといった状況の把握ができないなど、情報の不足や錯綜といった事態が多々見られた。

インフォメーションハーベスティングを実現することにより、的確で迅速な課題解決に向けた手助けが可能となれば、危機的な状況の中でも、行政や自治体からの指示を待つだけでなく、人々が手と手をつなぎ力を合わせて情報を伝えることで困難な状況を乗り越えていくという自律分散型の社会が生まれると思う。さらに、情報収穫・集約と価値ある情報提供を充実させ、人々が市場原理に基づく対応やリスク評価の客観的判断が行える社会へ発展させたい。

 

 

 

nakagawa (2011-05-18 15:05) | コメント(0)| トラックバック(0)

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5秒で自己紹介するのがお約束なので、「私は、ユビキタスコンピューティングを研究しています。坂村先生が提唱されている組込み技術やucode技術に興味があります」 # やっとたどり着きました。個人のブログのタブから、一覧を選び、その中からウェブページを選ぶとプロフィールを変更できます。

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