こんにちは、五十嵐智です。学校関係で生徒情報を持ち出す職員、先生が後を立たないという話ですが...
じゃぱんOWNERS - 生徒情報4割「持ち出し」 埼玉県立校 原則禁止を指示
県教委は各校に対し、個人情報の校外持ち出しの原則禁止と、持ち出す場合は校長の許可を得ることなどを再度指示。今後、校長や教職員に対し、情報セキュリティー研修を実施する。
対応方法が違うんじゃないでしょうか。持ち出さない事を強化しても、おそらく無くなりませんよ。
なぜ持ち出す必要があったのか、現場はなぜ学外でそれを必要としたのか、そういう根本的なところで対策を打ち出さなければ、今後も情報漏えいの事故は後を絶たないでしょう。
そもそも学校関係者の労働環境はどうなっているのか。PC環境は十分に統制ができる状態なのか。すなわち、個人のPCが持ち出されて仕事に使われたりしていないのか、ということが重要なのです。情報の持ち出しを厳しく管理したところで、解決にはなりません。
以前もこのブログで書きましたが(「教職員からの情報流出が止まらない」)、学校関係者の労働環境の改善、教諭の仕事の仕方の改善、教諭の数の向上などなど、本質的には国全体で考えていかなければならない問題なのです。
埼玉県の教育委員会は、そこんところ、よくわかっていないようですね。おそらく、埼玉に限らず、どこの県の教育委員会も、きっとわかっていないのだと思います。
こういう事例を一つ見ても、「先生」というものの「質」が下がっているんだろうなと容易に想像がつきます。先生の働き方そのものを見直す時期なのではないでしょうか。
カテゴリ:情報セキュリティ
タグ:教育
いかちょー (2008-05-21 09:00) | コメント(8)| トラックバック(1)
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Lunesta 3 mg. - Lunesta. (2010年11月26日 11:30)
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本題からはずれますが...
「先生」って昔は質が高かったのかしら。
最近道路族がどうとか食品偽装がどうとかいう話が後を立ちませんが、悪事が露見しやすくなっただけでもともと質が低かっったのではないかとも思います。
だから何もしなくてよいというわけではなく働き方の見直しはあった方がいいとは思います。
さらに個々人の仕事内容に対する考え方の見直しがあるべきだとも思います。金貰っている身としての責任とか、サービスとはどういうことなのか、この世に生まれて他人と協調して生きていくためにはどうあるべきなのかなども。
ルールに従う人、ルールを変えようと努力する人、ルールが悪いと文句をつけて従わない人、抜け道を見つける人、そもそもルールを気にしていない人、さまざまいるわけで、結局のところ人間性の問題なのでしょうねぇ。
...書いてて自分が痛い。
★sato さん
どのくらい「昔」になるのかはわかりませんが、かつては社会的に「尊敬」された職業であったことは確かだと思います。そのころは、「先生」というだけで世間的な目があったので、悪い事をしようとしてもできなかったのではないでしょうか。
今は「先生」がそこらじゅうにいて、「尊敬」もされず、一般の職業と変わらないように思われていますし、世間的な目も先生を見張る役には立たなくなってきたのだという気もします。
教師という職業は、業務時間を離れても「子供が帰ってこない」といっては電話がかかり、地震があったといっては自分よりも生徒の家族を心配したり、と、人とのコミュニケーションを24時間考えなければならないハードな職業です。ですから、そういう働き方を前提に、考えなければならないと思うのです。
せめて事務処理が業務時間内に終わるように先生の働き方を考えれば、家に帰ってまで事務処理をしなければならないということはなくなるのではないかと思います。
個人情報保護法の過剰反応も控えて、家に一枚の学級名簿があればそれで済んだりするかもしれません。そんな細かいことからでも始めれば、だいぶ違うのではないでしょうか。
IT が活躍できる場をもっと効率的に収束させることで、非IT的な仕事と明確に分離することが大切なのではないかと思う次第です。
先生の質が下がったのかどうかは正確なところはわかりませんが、母数が多くなればイレギュラーは増えるのだと思います。
政治家のセンセーとか総会屋さんとか用心棒とか、センセーと呼ばれるのは怪しげな人の方が多い。きっぱり。
少なくとも私が学生のころは(校内暴力ですさんでいたせいもあり)すでに教師は尊敬される存在ではありませんでした。昔話や書籍等では尊敬された教師が居たという話は聞いたことがありますが、現実世界では都市伝説か?と笑い話になるような扱いです。個人的に仲良しだったりある点で尊敬している先生は居ましたが、それは教師だからではなく。
80年代ですらサラリーマン教師とか揶揄される時代でしたから、ここ数年の話ではないですよねぇ...さらにしつけから何からすべて教師のせいにしてしまう親も増えてしまい、世の中全体が歪んできている(もしくは歪みがよく見えるようになった)と思います。
コミュニケーションを図っても報われないのでは、それをがんばって続けようと思う先生が減るのもしょうがないと思います。ですので、サラリーマン的に教科書内容を教えさえすればよいという働き方を前提に考える潮時なのかもしれません。
それはそれとして私の同窓生にも小学校の教師がおり、彼の話を聞くと確かにサラリーマンよりも劣悪な環境・待遇で働いている様子。尊敬される職業なのかはともかく(いや、教えをさずけてくれる人はそれが商売だろうがなんだろうが尊敬されるべきだと思うのですが)、環境・待遇は改善されてもよかろうと思います。大体いまどきの人がそういう環境・待遇で気持ちよく働けるわけもなく、ますます教師離れが増えてしまうでしょう。
まぁ、子供が減ってきていて教師職需要も減りそうではありますが。
あと、これは待遇、やりがいの設定の仕方に関係しているのではと思いますが、学校の教師より塾の講師の方がよっぽど優秀で頼りになります。学校や塾にもさまざまあると思いますが、個人的な経験では、後者の方が忙しく、家に帰ってまで事務仕事をする率あるいは家に帰れない率は明らかに高いのに、個人情報や著作権に関してはしっかりと管理されていたと感じています(ちょっと過剰でしたが)。IT も後者の方が活用されていますね。
利害関係が一致しているという部分も大きいのでしょうが、いろいろと親身になって話してくれ、学校教師よりもよほどありがたい存在でした。まぁ、ありがたい反面これでいいのかとも思いましたけどね。
職場環境はいまひとつだったので、組織的にそれほど個人情報や著作権を守るといった方策を考えていたとはちょっと思えず(一応それなりのお達しは出ていたようですが)、最終的には個人のスキルに依存していたようです。ただそのスキルと守るべきものは守るという気概が違うようです。
>母数が多くなればイレギュラーは増える
そうですよねぇ...逆にすばらしい人が増える分もあってもいいだろうとも思うのに、そうならないところが悲しい。
私は学校などの指導者とお医者さんしか先生と呼ばないことにしています。
学校と熟の話ですが、明らかに目的が違いますからね。
義務教育の学校では子供たちに平均的に基本的な知識と集団生活を営むための知恵を学ばせるところですし、塾は進学のためのテクニックを教えるところですから。前者は知識だけではなくて生活までみなくちゃいけませんから、大変です。塾の先生の方が明らかに楽ですよ(と私は思います)。
情報セキュリティの部分だけ見ると、塾は金をかけて、情報セキュリティやITの専門家を雇うことができますが、学校はそんな余裕はなくて、ちょっと PC に詳しい先生が IT 関連全般を担当させられるということも多いと聞いています。
そういうことも含めて、労働環境を改善しないといけないと思うのです。一つは個人持ち出しの PC を全面禁止。逆に言えば、必要な PC はちゃんと与えるということです。もう一つは、IT なり情報セキュリティなりの専門家を学校に置くこと。先生がIT担当なんてのを兼任することから解放すべきなのです。そのためにはもちろん、お金が必要で、義務教育であれば、税金をしかるべく投入するべきだと思います。なんたら特別会計とか無駄遣いをしているよりはその方がよっぽど未来の日本のためになります。
その上で、先生が自宅に仕事を持ち帰らないためにどうするか、という「塾」のような労働環境への発想が必要になります。これも単純な話ではありませんが、仮に先生の数を今の倍に増やすなんてことだって解決方法の一つではないでしょうか。そのためには、教育学部の収容人数を倍にしなければなりません。質を落とさずに量を増やすというのも生易しいことではないでしょう。そのために国としてどういう政策をとるのか、というところを考えなければなりません。
こういっては失礼かもしれませんが、地域の教育委員会で解決できるような問題ではないと思うのです。教育委員会も結局は「先生」の集まりなので、もっと上位から政策を考えていかなければ、いけない問題だと思っています。
情報漏えいを防ぐためだけにそれだけの事をしろというのではありません。そういう労働環境をつくっていくことは、ひいてはそういう余裕のある先生に学ぶ児童の一人一人によい影響を与えると思うのです。未来の日本を考えるなら、情報持ち出しの問題をもっと根本的に捉えて、先生の労働環境を改善し、先生という職業が憧れの職業になるようにしていくべきだと思います。
教育委員会のお達し程度で情報漏えいが防げるとは到底思えません。sato さんの仰るとおり、個人のスキルに頼った IT 管理なんぞ、ザルそのものでしょう。そんなんで、状況が改善するなら、問題なんて起きませんよね。
ってなことを、どこぞのえらいセンセーが政策として打ち出してくれたりしないかなぁ。
>>母数が多くなればイレギュラーは増える
>そうですよねぇ...逆にすばらしい人が増える分もあってもいいだろうとも思うのに、そうならないところが悲しい。
いや、すばらしい人も増えているんだと思います。でも、イレギュラーの方が問題を起こしたりして、目立つのではないでしょうか。
>前者は知識だけではなくて生活までみなくちゃいけませんから、大変です。塾の先生の方が明らかに楽ですよ(と私は思います)。
いやぁ、同じ埼玉でも川向こうとこちらでは違うのか、こっちの公立校では生活面はほぼ見ていないですわ、学校行事もずさんでねぇ...塾の方は体調まで気を遣ってくれますし、合宿とかもありますし、一応集団講義なので、それにまつわる生活面のフォローもあります。私の目からは一部の先生を除き講師の方が大変そうに見えましたわ。まぁ、ご指摘のようにかける費用が全然違いますから、だから公立がだめだというわけではなく、あまり期待はできないということです。
ただ、塾も情報セキュリティの専門家まではいませんでしたね。単に講師が皆それなりに気を遣っていたという感じです。なので、
>個人のスキルに頼った IT 管理なんぞ、ザルそのものでしょう
ってところが微妙なんですよ。まぁこれも規模に関係しているのかもしれませんが、別に IT スペシャリストもいないし、管理部門もいないのに、指示とモラルだけは徹底していて、その先は個人に依存しているけど漏洩等の問題が起きてないし、おきなさそう。
見たところ(有名どころの)塾の講師は教師より尊敬されるのでモティベーションも高いし、待遇もよい(待遇がよければ帰属意識も高まるし、現在の地位と、企業や職業に対しての責任感が高まり、漏洩等の事故を起こさないように気をつける、かな)ので「今のところは」 IT 専門家がいなくてもなんとか問題を起こさずやっていけているということかも。
学校もまずは教師個人の意識を高める方向ですすめて欲しいですね。ただ、最終的には↓のように IT を遣うための労力を割かない方向が望ましい。
>先生がIT担当なんてのを兼任することから解放すべき
これは企業の情シスに相当するものをおけということですね。
それは確かにそうで、どの職業であっても本業に注力すべきで IT を使うために無駄な労力を払うべきではないと思います。ということで賛成...なんですが、各学校は規模からすると中小企業なので、現実的にはコストかけすぎな感じもします。理想的にはどの規模の企業でもそうしたいところですよねぇ。
まぁ、小中公立校は税金だから、国民が情報漏えいに金をかけるなら仕方がないと考えるなら、それを費やせばいいんでしょうけど。
それにしても IT は支援するものだったのに、必須のものになってきてしまい余計な負荷が増えているような気もしないでもないですねぇ。実は使わない方が漏洩等もおきず無駄なコストもかからず、利便性も思ったより損なわれなかったりして。
>先生という職業が憧れの職業になるようにしていくべきだと思います。
尊敬される職業であるとは思えない状況ですもんね。労働環境の改善とともに、パンピーの「尊敬すべき人(職業)は尊敬する」という意識改革が伴わないとだめですよね。そもそも、職に貴賤はなく、すべての職業に対して尊敬の念があるべきですが。
あと、先日 sugino さんと医者のなり手がいないとかいう雑談の際、リスクが高い、あるいは面倒くさくて実入りが見合わない職業はやる気にならんという話になりました。それなりに豊かな国なんだからフツーのサラリーマンをやっていればフツーに暮らしていけて、それ以上無理に苦労して稼ぐ必要もない。特殊技能が必要な職業はもっともっと待遇がよくないとなぁ。
>イレギュラーの方が問題を起こしたりして、目立つのではないでしょうか。
「よい行い」をもっと褒め称える文化であるべきということですかねぇ。
>どこぞのえらいセンセーが政策として打ち出してくれたりしないかなぁ。
そうそう、こうやって書いていても、読み手にいかちょーさんと私がどういうことを考えているかということがわかってもらえるだけで、国に対して直接働きかけができているわけじゃないですからねぇ。
>そういう労働環境をつくっていくことは、ひいてはそういう余裕のある先生に学ぶ児童の一人一人によい影響を与えると思うのです
いいこと言うなー
asahi.com:4年で教職員2万5000人増 文科省原案 - 政治
http://www.asahi.com/politics/update/0523/TKY200805230149.html
【引用】
政府が初めてつくる教育振興基本計画に向けた文部科学省の原案の概要が分かった。2008~12年度に教職員を2万5千人程度増やし、国内総生産(GDP)に占める教育への公的支出を今後10年で現在の3.5%から5.0%を上回る水準を目指す。
【引用終わり】
ちょっとタイムリーだったので引用。
【引用】
文科省はこのほか、教員が子どもと向き合う時間を増やすために約1万人の定数増が必要だと試算している。しかし、行政改革推進法で10年度まで教職員の削減が定められているため、この数値を基本計画案に書き込むことは断念。13年度以降に取り組む、としている。
【引用終わり】
教職員を減らす「行政改革推進法」なんてのがあったんですか。知りませんでした。こいつだな、諸悪の根源は。
★ sato さん
「生活面」は言葉足らずでした。義務教育の学校は学校での生活を見ながら休み時間も含めて指導しなければならないということです。塾の先生が生活面を見てくれるというのは学校外での過ごし方のことですよね。
>これは企業の情シスに相当するものをおけということですね。
そう、ですが、違う、ともいえます。まず CISO みたいな人か、中央省庁の「CIO 補佐官」みたいな人を教育委員会において欲しいと思います。学校単位で情シスみたいなものを置けというのはその通りです。
>国民が情報漏えいに金をかけるなら仕方がないと考えるなら
ということだけのために金をかけたいというのは非常にバカらしいので、
>そういう労働環境をつくっていくことは、ひいてはそういう余裕のある先生に学ぶ児童の一人一人によい影響を与えると思うのです
という大義名分が必要だということです。
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