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V.S.A. III

救急医療のためのICTインフラ

こんにちは、五十嵐です。救急車を呼んだのに病院のたらい回しにあって死亡したというニュースを、最近よく聞くようになりました。

他人事のように思っていたのですが、友人が、死には至らなかったものの、医療危機の体験をしたというので、私も身近な危機として感じるようになりました。一昔前なら本当に物理的に救急車が移動する「たらい回し」だったのでしょうが、幸か不幸か携帯電話が普及し、出発前にそれぞれの病院へ連絡して受け入れ可能かどうかを確認するようです。

友人の場合では救急車がすぐ来たものの、病院が決まって発車するまでに45分も待たされたそうです。そのうえ、病院に着いてからも痛み止めだけの治療の後、ベッドがないので痛みがひいたらすぐ帰れと。タクシーも24時間走り回っているような場所でもないので、結局、ひと晩、待合室で夜を過ごしたそうです。どんなに心細かったことでしょう。

医療に取り組んでいるIT企業はすでに考えているのかもしれませんが、やはり ICT (Information and Communication Technology) で何とかできないものかと私も考えてしまいます。簡単に言ってしまえば、病院の受け入れ状態と救急車 (あるいは救急センターなど) の間で、簡単な選択、あるいはフィルタリングができれば、病院の候補も少なくて済みます。結果として待たされる時間が少なくなるのではないでしょうか。

もちろん、根本には医師が足りない、病院の数が足りないという問題もあるでしょう。しかしそれを少しでも ICT で補うことが可能なのではないかと思うのです。残念ながら、私は現時点で医療の実態を知りません。ですから、それがどれだけ難しいことなのかはわかりません。単なる想像だけで書いています。

例えば、空き病床数の問題。これなどは比較的簡単にやれそうな気がします。
専門医師については病状に寄るので、難しいかもしれません。しかし、救急救命士のみなさんが、ある程度の判断ができて、必要な専門医師をフィルタリングすることは可能かもしれません。
そうなれば、「たらい回し」を軽減することができるのではないでしょうか。

私たちが今必要としているのは、救急医療のための ICT インフラなのだと思います。そして、それが、医療全体の ICT インフラを整備していくことにつながっていくことになるに違いありません。

救急医療の ICT の現状はどうなっているのでしょう。

 

ちなみに、軽微な症状でいたずらに救急車を呼ぶようなケースもあり、それが救急医療の弊害にもなっているそうです。救急車を呼ぶべきかどうか、判断に困るときは、#7119 に電話してみてください。東京消防庁が相談窓口を設置し、救急車の適正な利用を推進しています。

http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/soudan-center.htm

いかちょー (2008-04-02 10:30) | コメント(4)| トラックバック(8)

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コメント

数年前に救急車で運ばれたときがほぼ同じ状況でした。
症状によって対応できる病院が違うので携帯&無線のやりとりでも結構面倒そうです。なのでこれが直接インテリジェントにシステム化できるかというと難しそうですが、せめて状況説明をブロードキャスト/マルチキャストできるようにならんかなとは思います。相手が変わるたびに何度も同じ説明繰り返してましたし。

あと、救急病院は(外科的な処置はともかく内科だと)症状を緩和する程度しかできませんので、帰れない状態でも痛み止めだけで簡易ベッドに朝まで放って置かれるだけです。空調もあまりよくないので特に夏冬は辛いです。
調子が悪いと思ったら早め(救急車を使わずとも自力で病院に行けて、かつ専門医が居る時間)に手を打つべきです。やせ我慢は美徳ではありません。

[ 2008年4月 2日 13:59 | sato ]

★sato さん
携帯電話だけじゃなくて、無線もあるんですね。
救急車でキーボードというのは現実的ではないでしょうから、やはりタブレットでポンポンポンと基本情報を入力できるようにするのが良いでしょうね。

せめて、空き病床管理くらいはできても良さそうですが。

救急車を呼ぶ前に、#7119 に書けるという社会的習慣を付けるか、119 そのものがそういったサービス機能をもつようにするか、どちらかが良いような気がします。救急と消防の電話番号を分ける時代に来ているようにも思います。

私の場合、病院好きなので、やせ我慢はしないと思いますが、救急車を呼ぶべきかどうか、というところが一番悩みどこです。まだ幸い、そういう状況になったことはありませんが。

[ 2008年4月 2日 14:24 | いかちょー ]

救急車では見たこと無いですが、どこかの病院のなんだかよくわからん機材はタブレットでした。確かに便利そうです。
もう少し機械に補助金がでてもいいとは思います。
でも血圧だかなんだかが液晶ディスプレイの救急車がありました。昔のソレは感熱プリンタで印字していたと思うのですが。

以前賃貸マンションの 4F に住んでいたとき、救急車を呼んだら消防車も来ました。ある程度の高さで自力で歩けないとなると消防(ハシゴ)車で運ぶんだなぁと感心した次第です。
結局うまいこと抱えられてエレベータを使ったので、本当にハシゴで運ぶつもりだったのかどうかはわかりませんが。

#7119 って使ったこと無いんですが、電話で判断できるんですかね?119 でも症状と歩行可能かどうかと痛み等の度合いは聞かれますが...責任問われたら困るから結局救急車呼んでいいということになったりしないのかしら。なんといっても救急車は急患扱いで一般外来より優遇されますものねぇ...一度自分の車で救急に奥さんを抱えていったら一般外来にまわされたので別の病院に向かったことがあります。行った先の病院で救急車使えばいいのにと怒られました。受付に行ってもそれなのに電話ではななぁ...。
もちろんだからといって安易に救急車を使うつもりは毛頭ありません。うちは救急で対応してもらう症状も多いのでその重要性はよくわかっていますしね(ってそれもなんだかなぁ)。まぁなんにせよ判断に困ったら問い合わせというのは正しいですよね。普通の感覚なら救急車を呼ぶこと自体がかなり敷居が高いと思いますし。(敷居の低い人は #7119 にも多分問い合わせないような人)。

それにしても病院好きってのはまたレアですね。

[ 2008年4月 2日 15:24 | sato ]

★sato さん
どこか地域ぐるみで実証実験でもやるしかないでしょうか。
いくつかの段階を踏む必要があると思います。
まずは、病床数の把握。次に専門医師の待機状況。そして救急救命士の補助。ナビなどと連動できれば理想ですが、最初は外部機器でしょうね。

はしご車まで一緒に来るとは驚きです。エレベーターにストレッチャーが乗らないケースがあるのかもしれませんね。そういう部分も制度的にエレベータにはこれくらいのストレッチャーが必ず乗ること、みたいなものがあるといいのかもしれません。

救急医療の ICT 化は厚生労働省ですが、エレベータの件は国土交通省ですね。

どなたか、医療インフラの方面に手をつけてる人がいなかったでしょうか。

[ 2008年4月 2日 17:16 | いかちょー ]

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