こんにちわ,五十嵐です.絵画の世界での酷似のニュースとか,ブログでの表現の酷似のニュースとか,最近,似たものの似た話題が立て続けですね.
「盗作」というのは簡単なのですが,主観に頼っているのが現実です.芸術や文章などの酷似性(造語です.どれだけよく似ているか,という意味で)を客観的に測る方法はないものでしょうか.一つは多数決という方法があります.どれだけの人が似ていると感じるかを人数という尺度で置き換えて酷似性を測ることもできます.あいまいなものをデジタルにしてしまう.
もう一つは対象物そのものを比較する方法.例えば双子の顔の酷似性など.重ね合わせてみて,どれだけ一致点があるのか,など.
デジタル画像なら簡単にできるのでしょうか?
文章の酷似性は単純ではないでしょうね.文の成り立ちだけでなく,意味を解釈した上で,似ていることを測らなければなりません.私達の頭の中ではどうやってそれらのパターンを認識しているのか興味があります.
情報セキュリティは「情報」が頭についているので文字通り「情報」を守るためにあるのですが,それは別な角度から見れば,上に書いたような酷似問題,つまるところ「盗作」「コピー」を防ぐためにあるともいえます.これらの「財産」をいかに守るかが大切なのです.
情報セキュリティを強化すると,人の行動が制限されたり,自由度が小さくなったりしますが,これは本当は間違った方向なのだと思っています.私達が守られるために情報セキュリティがあるのであって,情報セキュリティのために人が制限されるのは本末転倒です.しかし,現実には,ガバナンスという名の下に制限することが正当化されています.また,そうしなければ,今のところ情報漏えいなどが防げないのも事実です.
他人の有形無形のさまざまな財産をいかにして侵害しないようにするか,同時に自分の同様の財産をいかにして守るか.その一つの手段が情報セキュリティです.
私が情報セキュリティの分野で調べたり書いたりしているのは,他人の財産や権利を脅かすことなく,自由に行動できるような社会を実現したいと考えているからです.理想,あるいはきれいごとのように聞こえるかもしれませんね.私を知らない方は偽善だと思うかもしれません.
でも,本心です.私の情報セキュリティへの関心は,今現在幼い子供たちが将来,安心して暮らせるようになるかどうかというところにあります.私にとっての情報セキュリティは,子供たちの安心な社会の実現のための手段です.
カテゴリ:情報セキュリティ
いかちょー (2006-06-05 23:07) | コメント(0)| トラックバック(19)
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