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V.S.A. III

フィッシングを「ホームページ詐欺」と呼べないのか?

こんにちわ,五十嵐です.今日は,もっと易しい言葉を使おうよ,という呼びかけです.「フィッシング(phishing)」「Typosquatting」「ファーミング(pharming)」と様々な言葉がある情報セキュリティ分野の詐欺技術ですが,これらはすべてテクニックの呼び名であって,騙される側の立場に立った用語ではありません.

「フィッシングとは」という説明をいくらおこなっても,「フィッシング」という言葉自体が定着して一般消費者の方々が説明を見ようとするまでにはかなりの時間が掛かります.実際,私の妻や周りでインターネットを使用している方々に「フィッシング」と言っても,通じません.(最近,言葉自体はようやく「聞いたことがある」というレベルになってきているようです)

しかし「ホームページ詐欺」や「詐欺メール」と言えば通じるのです.「メール」は既に定着しているし,自分達が使うものだから(←ここがポイント)すぐに覚えます.「詐欺」は昔からある言葉.そういう平易な言葉で説明することが大切だと思います.

一般の方は「インターネット」を利用しているからといって,「技術」やその「名称」を知っているわけではないのです.自動車を利用するからといって,自動車で使われている技術や用語を知って利用しているわけではありません.それと同じことです.

「フィッシング」と「ファーミング」は違うものだという区別は,研究者や技術者には必要かもしれませんが,被害にあうであろう一般利用者には重要ではありません.

「フィッシング」という言葉はテレビ CM などでも啓発の一つとして取り上げられるようになっていますから,この言葉の普及をここで止めるのも賛否はあるかもしれませんが,今からでも思い切って「ホームページ詐欺」という言い方に変えてはどうでしょうか.

いつも思うのですが,情報産業に携わる人たちは専門用語や隠語を使いすぎだと思います.またそれを増長するような報道をするマスコミにも罪があります.

なぜ「フィッシング」と呼ばれるのかとか,「フィッシングは fishing ではなくて phishing です」なんてことは知らなくてもいいし,そんな説明は最初っから省いて大切なところから説明を始めればいいのです.そのためには「ホームページ詐欺」や「詐欺メール」というような簡単な言葉で説明するのが良いのです.

ホームページ詐欺や詐欺メールにはどういうものがあるのか.技術的なことではなくて,どうすれば見破れるのか.そういうところに力を割くべきだと思います.

みんなで,消費者の立場に立った,もっとやさしい言葉を使いませんか.

 

カテゴリ:情報セキュリティ

いかちょー (2006-04-11 16:00) | コメント(0)| トラックバック(0)

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